SS徒然未分類リネ日記
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007.04.09 Mon
注意!ものすごく注意!!
おキヌちゃんLOVEな人は絶対に読まないでくださいm(_ _;)m
















ずっと不思議だったんだ。

美女、美少女とみれば自分でも分からないうちに、煩悩が高まって襲い掛かってた俺。

でも、彼女だけは……彼女だけは特別だった。

幽霊だからとか、肉体がないからとか、そういうんじゃない……

もっと……もっとこう…………







死津喪比女との死闘の後、一度は死津喪比女を倒すために行なった特攻により、消滅してしまったかと思われたキヌだったが、キヌを地脈から切り離した際に、替わりに山の神としたワンダーホーゲルの助力で滅びを免れていた。

細かいことは抜きにして、喜ぶ美神と横島。そこにワンダーホーゲルが言う。

『おキヌちゃんを生き返らせるんスよ』

しかし、幽霊であったキヌにとって、生き返るということは、霊体としてすごした300年の記憶を失うということでもあった。いや、厳密には失うという訳ではない。生き返った彼女にとって300年の記憶は、夢として置き換えられるのだ。全てを失うわけではない。

だが、

「目ざめたとき、ほとんどの夢は泡のように消えてしまう。とどめようと思っても指から水がこぼれるように失われてしまうわ」

「じゃあ…じゃあ…俺達のことも────」

生き返ることで、美神や横島のことを忘れてしまう。その事実を前にして躊躇するキヌ。
しかし、美神はそんなキヌに対して生き返ることを願った。

「生きて、おキヌちゃん!!生き返ったあと、あらためてまた本当の友達になりましょう……!」

そして……横島。

「俺だって…俺だって…別れたくないよ……!!」

彼はキヌを生き返らせる鍵となる霊波刃を出現させる。この刃を彼女の遺体を覆う氷に突き立てれば、彼女は生き返る。記憶を代償にして。

「だから、さよならはナシだ!生きてくれ、おキヌちゃん!!」

横島は霊波刃を永久氷壁に突き立てた。


「絶対思い出しますから────!!忘れても二人のこと────すぐに────」


……………………
………………
…………
……


どこかの町、
それほど人口も多くなく、なんとなくのんびりした雰囲気をもつ町。

「おキヌちゃん……!」

だれかが名前を呼んでいた。

「…おキヌちゃーん!」

呼んでいたのは早苗。死津喪比女を封印してきた神社の娘である。
彼女は学校の制服まま、目の前の人物を呼び止めて言った。

「今日さあ、私少し遅くなるんだけど────」

「早苗おねえちゃん!…また山田先輩とデートなの?」

振り返った人影、それは紛れもなくキヌであった。

「いや…まあそーなんだけどさ」
「いいわ!義父さんと義母さんにはうまく言っとく!」

頭をかきながら照れくさそうに言う早苗のお願いを、キヌは茶化しながらも了承した。
そして、自身は自転車にまたがると、家路につく。

いつもの帰り道。

なんてことない道路だったが、その日、道端に真っ黒なコートを着た女性が立っていた。
車が故障したのだろうか?もう一人がボンネットを開けて中を覗いている。
だが別段それだけのこと。
キヌはそのまま自転車で二人の横を通り過ぎていく。

キヌが通り過ぎたあと

「────行っちゃったわよ!会ったらナンパするんじゃなかったの?」

黒いコートの女性……美神令子がボンネットを覗き込んでいる男に言った。

「────い…いや、なんか…………」

男……横島忠夫は少し顔をあげて美神を見た。目には涙が浮かんでいる。










「……おキヌちゃんが学ラン着てるように見えたんスけど…………」

「……受け止めなさい……現実よ…………」





氷室キヌ 性別男。
それが転入時に提出された書類だった。


しばらく自転車を走らせていたキヌだったが、突然先ほどすれ違った二人のことが頭によぎる。

「今の人たち……どこかで────」






「今ね、わかったのよ。予感」

美神は言う。

「おキヌちゃん、もう戻ってこないわ────私たちの知っていたおキヌちゃんは」


────横島は哭いた。涙が枯れるまで泣いた────








おしまい








後書きのようなもの

え~と、キツネそばです。あぁ石をなげないでください(泣)
おキヌちゃんファンの方々にはとても申し訳ありませんm(_ _;)m
でも、思いついたので書いちゃいました;

おキヌちゃん大好きですよ……いあホント^^;
スポンサーサイト
SS    Comment(0)   Top↑
管理者にだけ表示を許可する

Template by まるぼろらいと
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。