SS徒然未分類リネ日記
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2007.04.16 Mon
注意!ものすごく注意!!
タマモLOVEな人は読まないほうがいいと思います(?)。
あと、一部性的な表現がありますので、そういったものに嫌悪感のある人も見ないほうがいいです
















ここは、とある山の中。

二次小説の暗黙の了解を120%活用し、ここまでの経緯はすっ飛ばし。
とにかく現状、美神除霊事務所の面々は、仕事としてこの山に住み着いたという妖怪退治に来ていたのであった。

5人(3人と2匹)の目の前に立ちふさがる巨大な妖怪。

何故このような妖怪が此処にいるかとか、どのような害があるのかなどという設定すらも考えられていないこの妖怪は、厄介さだけは人一倍のようであり、彼らの除霊手段はことごとくはじき返されていた。

「……神通棍もお札も、さらには文珠までダメなんてね」

美神得意の神通棍からはじまり、キヌの笛、シロの霊波刀、タマモの狐火、横島の文珠をも見事に無効化してしまった妖怪。
しまいには赤字覚悟の破魔札乱れ撃ちも全く効果がなかったようで、依然として妖怪は目の前に変わらぬ姿を晒していた。

まったくの無力な立場である事務所の面々であったが、なぜか向こうからは仕掛けてこない。そのため、美神達は何らかの打開策を立てるだけの時間を得ることは出来た。

「即時撤退を提案するッス!!」
「却下!」

このような事態、一番最初にヘタレたことを言い出すであろう丁稚が、案の定思ったとおりの提案をしてきた。
美神はすぐさまこれを却下する。

「破魔札乱れ撃ちまでやったのよ。これで除霊失敗なんてしたら、赤字も赤字、大赤字になるの!わかる!?」

楽な仕事と踏んだのだが、予想外の出費に美神の鼻息は荒い。

「ま、まあまあ落ち着いて下さい美神さん。」

と、除霊の最中に横島を折檻しだしそうな美神をキヌが必死になだめた。

「でも、拙者たちの攻撃はどれも通用しなかったでござるよ?」
「そうね~アイツ目があるのかどうかもわからないから、幻術も怪しいし」

そして、問題の根幹を再提示する獣娘二人。
たしかにこのままでは埒があかない。

しかし、美神には秘策があった。

「…横島君、アレやるわよ」

シリアスな表情で丁稚を見つめる美神。
美しい瞳で見つめられた横島は………

「もちろんOKッス!!美神さんならいつでもカモーン!!!!」

一瞬で上着とスボンを脱ぎ捨て、ルパンダイブした。
ご丁寧にどこから取り出したのやら、布団まで敷いてある。

だが、当然ながら横島の勘違い。完璧なるルパンダイブは、完璧なるジェットアッパーにより迎撃された。

「アホかーーーー!!アレって言ったら『同期』よ!『同期』!!」

息荒く言い切る美神。ちょっぴり頬が赤いのは御愛嬌だ。

さっさと文珠出しなさい。と地面に真っ赤な華を咲かせている丁稚に言う美神だったのだが。

「…あ~~~~無理っス……」
「どういうこと?」

横島から帰ってきたのは『不可能』という回答。何故か?
文珠が足りないわけではない。確かに使用させはしたが、出かけにストック数を確認してある。
あと4つはあるはずだ。

「『同期』はお互いの力が近い場合のみ使える技でしたよね?」

そのとおりだ、近しい力の持ち主同士を共鳴させて数倍から数十倍の力を得るのが『同期』と呼ばれる、文珠だけが成しえる裏技である。

「……言いにくいんッスが……もう美神さんと俺は同程度の力じゃないんですよ……」

衝撃の告白に固まる美神。

横島の成長速度から、いつかは来ると思っていたが、既にそうなっていたとは思いもよらなかった。
しかも、横島自らが告白するということは、それだけの差異を彼自身がわかるほどに力の差が開いたということである。

…まったく、何時の間に…

美神は悔しさと誇らしさが微妙に入り混じった視線を、彼女の丁稚に送った。


「アレからサボりまくったせいで、今は俺50マイトくらいがやっとッス」
「弱ったんかい!!!!」


本日最高、最強のジェットアッパーが炸裂した。




「ゼ~ハァ~ゼ~ハァ~」

なにやら怪しげな肉塊を前に、荒い息を吐く美神。
よく見ると肉塊には、バンダナのようなものが巻かれているようなのだが、ショッキングな映像すぎるのだろうか?モザイクがかかっており、肉塊が何であるかは確認することが出来ない。

ただ、隅で震えているのはキヌ、シロ、タマモの3人だけであった。

「とにかく!どうにかしてコイツを除霊するのよ!」

ビシッと目の前の妖怪を指差す美神。
どうでもいいか、この妖怪。一連の騒動の最中もまったく変化なしである。

だが、ここまで一貫してノーアクション、ノーリアクションを貫いてきた妖怪氏であったが、焦れたのかどうなのか、遂に行動を起こした。




「……え~と、これはどういう反応をしめせばいい訳?」

4人の目の前にいる妖怪。唐突だが、ここでかの妖怪氏の身体的特徴を描写してみよう。

──ピンクの丸いもの──

以上


まったく、遺憾ではあるが、これ以外に描写の仕様がない物体だったのだ。しかし、彼の起こしたアクションにより、この身体的特徴には一部修正が施される。

──電光掲示板がついたピンクの丸いもの──

以上


「…いろいろと非常識なものと戦ったりしてきたけど、これは常識を疑うわね」

美神はなんとなく──赤字だけどもう帰ろうかな──などと考え始めていた。

しかし、ここで更に動きがあった。

「美神さん!見てください!」

キヌが叫ぶ。美神は妖怪のほうに向き直った。
…のだが

「なにやら掲示板に文字が流れてきたでござるな?」
「日本語ね」

電光掲示板に『お知らせ』という文字が躍った……

『え~わたくしの弱点というか除霊方法ですが、童貞の男性が最初に相手した女性の中で放った精をかけられると溶けちゃいます』

──は?

一拍の空白な時間が流れる。
その文字を理解すると同時に、彫像のように固まる彼女達。

──男性が?中で?精??──それって

「きたぁぁーーーーっ!!!遂に俺の時代が来たんやぁぁぁーーーー!!!」

突然、バンダナの肉塊が蠢いたかと思うと、そこには美神除霊事務所の丁稚、横島忠夫が立っていた。
いや、起っていた。

少年誌としては、もはや描写不可能ではないかと言われる、某シティー狩人の万年モッコリ男のごとく、それはいきり立っていた。

「…あ、あんなに大きいなんて……その、私はじめてなので……やさしくして下さい」
「先生!拙者がんばるでござるよ!」
「む、横島、なかなかヤルわね」

そんなモッコリ男の出現に、普通は引くと思われるのだが、あいにくと此処には果てしなく御都合主義の面々しかいない。
イヤンイヤン──たまにチラッ(ぽっ)──という、なんというかとてもアレな雰囲気が展開される。

「童貞生活17年。遂に今日ワタクシは男になります!!横島忠夫!往きまァァァーーーーッス!!」
「こんアホたれがああぁぁーーーー!!!!」

訂正しよう。先ほどの美神のジェットアッパーは『本日最高』と記してしたが、今放たれた一撃は、先刻のソレを遥かに凌駕するキレと威力であったと。

「まったく、除霊方法がもし仮にそうだとして、なんで私たちがする必要があるのよ!アレに書かれたことが本当だとしても、一度戻って調達してくるわよ!そんなの!」

拳を握り締めて言い放つ美神。

そんな美神にバンダナ少年は大粒の涙を流し、そして、なぜか巫女服の少女は残念そうだった。




しかし、そんなことを許しては話にならない。
とってもお約束というか、なんというか、またしても踊る電光掲示板。

『え~~あなた達は私を除霊するか、ここで死んじゃうしかありません』

と、今までとはうって変わって、物騒な単語が流れた。
そして、更に変化するピンクの丸いもの。
一連の変化が終了して現れた、その姿は……

──頭にひまわりを咲かせた電光掲示板がついたピンクの丸いもの──

以上


「……横島君、おキヌちゃん、帰るから荷物まとめて」
「……うぃッス」
「……そうですね」

これ以上、関わってはいけない。そう直感した美神達は、いそいそと帰り支度をはじめた。
だがしかし!ここまでの間抜けな空気が一変する。いや、もはや手遅れな感がそこはかとなく漂っているが、あえて一変したと信じたい!

妖怪氏のひまわりから、『ひまわりの種』が発射された。

──ゾクリッ

霊感がただならぬ警鐘を鳴らす。美神は紙一重でそれを避けた。
避けられた種は、ぐんぐんと速度を増していき────遠くのほうで大爆発と共に、富士山が消失していた。


「な、なによアレ!?」
「富士山が消えてしまったでござる!?」

全員があまりの出来事に息を呑む。
そして同時に考えを改めた、今自分達の目の前に対しているモノ。その見た目などから非常にアレなものと思っていたが、ヤバさは一級品であると。

美神は即座に指示を出す。

「みんな!撤退するわよ!急いで!!」

導き出された答え。それは撤退。
脱力感の伴う展開が続いていたため忘れてしまいそうになるが、こいつは美神達のあらゆる攻撃手段が通じなかった相手でもあるのだ。
それに付与されたあの攻撃力。

間違いなく今の自分達では及ばない。否、及ばないどころではない。あの種が至近に撃ち込まれれば、それだけで自分達は全滅してしまうだろう。

唯一、突破口らしきものとして、妖怪自身から生み出された、ふざけた電光掲示板に記載された弱点の存在があったが、まだ、そんな怪しげなものに縋るほど、自暴自棄ではない。


後ろに向かって走り出す面々。しかし

「だ、駄目です美神さん!いつの間にかピンクの壁が四方に」

キヌの悲痛な叫びがあがる。見れば非常に薄い膜のようなものが、自分達と妖怪とをドーム上に囲んでいるのが分かった。

「…こいつも攻撃がきかん!!」

横島が右手より出現させたハンズオブグローリーで膜に切りかかっているが、まったく効果がないようだ。
おそらく、目の前の妖怪と同様のもの、もしくは妖怪の一部なのだろう。

「どうするのよ美神さん!もうアイツ来るわよ!!」

タマモが叫ぶ。金毛九尾の大妖怪の転生である彼女だが、その表情には全く余裕がない。
圧倒的すぎるのだ、相手が。

「…くそっ!こうなったら」

なにか思いついたのか、横島の目が光る。

「こうなったらもう、残り少ない時間でできることを!!ずっと前から愛してましたぁーーー!!」
「13年前からお前はソレかーーーっ!!」

そして、再び行われる高速ルパンダイブと迎撃。
ちなみに美神は誤解しているが、原作時点ではダイブの際に服が脱げなかったため、横島も進歩しているといっていい。
進歩のベクトルが正しいかどうかは、この際不問とする。


ズッ、ズッ、ズズッ

なにかを引きずるような低い音が聞こえてくる。どうやらあの妖怪は早く移動することだけは出来ないらしい。
だが、美神達が移動できるのは、限られたこのドーム上の内部のみ。逃げまわったとしても、いつかは追い詰められてしまうだろう。


進退窮まった。


美神は無言で撃沈している丁稚を見やる。
男は先ほどのダイブ&迎撃により、パンツ一丁という姿で地面に大の字で気絶していた。

近づく美神。そして、おもむろに横島のトランクスに手をかけると、一瞬の躊躇の後、一気にそれをずり落とす。

「──っ!み、美神さん!?なにを!!??」

突然の美神の行動に慌てたのは、キヌたちである。

「…もう、あの、どう考えても本当っぽくない『弱点』にかけるしかないわ」

弱点……指摘されて思い出すキヌ達。

『え~わたくしの弱点というか除霊方法ですが、童貞の男性が最初に相手した女性の中で放った精をかけられると溶けちゃいます』

…アレである。

「…し、しかたないから……ここは雇用者である私が、し、しかたなく、ほんとに仕方なく、横島君の相手を……」

真っ赤になりながら、つぶやく美神。
蛇足だが、すでに彼女の右手は、気絶中の横島のアレをにぎにぎしている。
為に、もはや彼の『煩悩君1号』は臨戦態勢だ。

「…ま、まったく。これしかないから、やりたくないけど仕方ないわよね」

そして美神は、己がスカートの中に手を入れて、ショーツを脱ぎ捨てようとしたのであるが。

「ちょっと待ったぁーーっ!!」

ここで、彼の煩悩君1号を直視してしまい、少々あっちの世界に飛んでいたキヌが、声も高らかに『ちょっと待ったコール』をあげた。
ちなみにネタが分かる人は筆者的にうれしいかもしれない。

「そんなおいし──じゃなくて、そんなことは美神さんにはさせられません!!!!」
「でも!しかたないじゃない!!このままじゃ私たちやられちゃうでしょ!?」
「それなら美神さんじゃなくて、私がやります!!ええ、私は巫女ですから、そういう儀式っぽいエッチはお手の物です!それくらいやります!やられますとも!!」
「おキヌちゃんは『なんちゃって巫女』でしょ!」
「あーあーー美神さん!言っちゃいけないこといったあぁーーっ!!」

喧々諤々、一応命のかかった瀬戸際であるのだが、避けて通れぬ乙女道(?)というわけで、美神とキヌの仁義なき戦いが繰り広げられる。
ちなみに、シロであるが、彼女はいまだ『煩悩君1号』の衝撃から立ち直っていない。


「ちょっとお!どうでもいいからなんとかしてよおぉーっ!アイツ、もう来たわよ!!」

唯一、理性を保てているタマモが、悲痛な叫びをあげた。
こんなやり取りをしている間に、あの妖怪が至近に姿を現す。

ちょびっとパワーアップ(?)したのか、彼の妖怪氏はひまわりの他に、ホウセンカまでも頭に咲かせていた。

その甲斐あってかどうか、美神はキヌとの不毛ではあるが、譲れない口論を一時中断すると、目の前の脅威から逃れるために指示を飛ばした。

「っ!──とりあえず逃げるわよ!タマモ!横島君起こして!!おキヌちゃんはシロを」
「わかったわ!」
「わかりました!」

だが、少しばかり遅かった。
妖怪の頭に咲いた、ホウセンカが弾けたかとおもうと、美神たちの周りにいくつもの爆発が起きる。

美神は慌てて地面に伏せる。キヌもシロを確保すると、地面に伏せた。


……だが、一人、タマモだけは遅れた


「きゃあぁぁーーーーっ!!」
「タマモ!!」
「タマモちゃん!!」




タマモの直ぐ後ろで爆ぜる暴風。その無慈悲な一撃は彼女をあっけなく吹き飛ばす。

爆風で裂ける衣服。暴風に嬲られる髪。

まるでスローモーションのように、タマモは吹き飛び…………


……………………
………………
…………
……

それは、どんな奇跡であろう。
爆発の暴風になすすべもなく人形のように吹き飛ばされたタマモ。
だが、彼女は妖怪であるため、衣服が全て千切れ飛ぶ以外は無事であった。
そして、飛んだということは、当然落下するわけだが、なんというか、その落下地点に、彼の『煩悩一号』があったのだ。
雄々しくその血をたぎらせて。

んで、こまったことに、吹き飛んだタマモは、宇宙意思によるものなのかどうかは知らないが、なぜか大股開きの体勢で落ちてきており…………


横島と『合体』した……ナニとナニが。


「………………」
「………………」

声もなくその光景を見つめる美神とキヌ。

「イッたぁ~~。とりあえず生きてる」
「ぐっ!いつつっ……」

そして、気がつくタマモと横島。

「「──────なっ」」

そして、更に気がつく己の状態。

「「なんじゃこりゃぁーーーーーっ!!!!」」




「お、犯されたっ!犯されたっ!犯されたっ!犯されたっ!」
「無実やーーっ!!俺はロリやないんやあぁぁーーーーーっ!!」

現状を認識して慌てふためく二人(一人と一匹)。そして真っ白な目で見つめる二人。
ちなみにもう一人は未だ再起動していない。

横島は突き刺さる真っ白な二対の視線に気がついた。

──やばい……死にフラグだ──

「とにかくタマモ、今すぐどくんだ!」
「ど、どくって?──ヒャっ、ちょ、ちょっと動かないでぇ」
「うわっ、ま、まて、こら、そんなに締めつけたら……あ、アカン」
「アーーーな、なんかまた大きくなったぁーーーっ」

現状をなんとかせんと、あがく二人(一人と一匹)。
だが、事態は蟻地獄のように、そのさまをせせら笑い、どうにものっぴきならない状況へと誘導していく。


ゆらり


ついに、視線の主たる二匹の鬼が動き出した。
もはや一刻の猶予もない。

だが、こまったことに『煩悩君1号』の猶予はもっとない。
先ほどから、タマモが抜こう(?)と四苦八苦しているのだが、彼女は爆風で吹き飛んできたばかり。正直にいえば動けるような状態ではなかった。
なので、中途半端に『煩悩君1号』は至福の秘密箇所から引き抜かれ、そこで膝が砕けたタマモにより、またしても飲み込まれるという、うれしはずかし反復運動の責め苦を受けていたのだ。

「う、うごくなタマモ、いや気持ちいいんだが……死んでしまう──」
「そ、そんな…こと……いったって──」

その意思とは関係なく、高まる二人(一人と一匹)。もう心臓はバクバクだ。
だが、その高まりが、快感によってか、迫る死に対する恐怖によってのものなのかは、いまいち判断のつきかねるところである。

「────横島君……言い残すことはないかしら?」
「────あは、よこしまさん、わたしもついてあげますよ?」

到着する二匹の鬼。金髪の鬼は神通棍がもはや根元から変形するほどの霊力に満ち満ちており、もう一方の黒髪の鬼も手にした包丁をうれしそうに空に突き出している。

そして、美神の手がタマモの肩に触れる

「ヒッ!」

瞬間、いままでになくタマモの中が収縮した。

「アヘ、あ、アカン!!────」
「ヒャ、ひゃっ、ひゃううぅぅ!────」

ついにその高まりは絶頂を迎えた。
横島の『煩悩君1号』は己が欲望をドクドクとタマモの中に吐き出す。




──死んだ、間違いなく俺は死んだ……だが…………えがったぁ




ある意味、満足して己の死を受け入れた横島であったが、なぜか死神の鎌はいまだ振り下ろされてこない。
彼は絶頂と共に閉じていた目蓋を薄く開いてみた。

目の前には、初めての経験によりぐったりと己に覆いかぶさっているタマモ。
それはとてもプリティーである。
が、問題は死神二人の行方だ。

と、見れば二人は、既に背景となりつつあった、かの妖怪氏のところでなにやらしている。

『ぎゃあぁーーー』

電光掲示板に踊る悲鳴(?)。
注目すると、妖怪氏の頭(?)になにやら液体がかかっているようであり、そのあたりが溶け出していた。

「……ほんとに弱点なんて」
「……うぅ、私がしたかったです」

そう、妖怪氏にふりかかっていたものは、タマモのアソコから飛び散った、横島の煩悩の塊であった。
それが、どのようにして振りかかったのか?美神とキヌはこれから殺人を行おうとしていたのでは?などなど、謎が謎をよんでしまってはいるが、そこは華麗にスルーしてほしい。
まことにアレすぎる展開ではあるとおもうが、しかたがない。


しかし、まだ決定打ではないのだろうか?妖怪は液体のかかっていた一部は溶けてはいるが、それ以外はいまだ健在である。
また、それが降りかかっていた部分の溶解もとまりかけており、再び動き出そうとしているようだ。

「……しかたないわね」
「……納得いかないですけど、我慢します」

そして、なにやら打ち合わせる二人。おもむろに横島とタマモのほうを向くと、歩みも力強くやってきた。

おずおずと話しかける横島。

「え、え~と美神……さん?」

だが、完全にそれに無視して、美神は冷徹に、そうまるでオペをはじめる医師のように口を開く。

「これからあの妖怪を除霊します」
「はい美神さん」

キヌのシャキっとした返事が響く。
非常に嫌な予感がする。

「アレは『童貞の男性が最初に相手した女性の中で放った精』が弱点だということは分かりました。ですが、先ほどの少量の精では、ある程度の効果しか認められませんでした。つまり、アレを除霊するためにはそれ相応の分量が必要ということです」
「はい美神先生!」
「なあに?おキヌ女史」
「具体的な分量はいかほどなのでしょうか?」
「……そうね」

二人はおもむろに、たれ状態になっていたタマモの足を、美神が右足、キヌが左足と『しっか』とつかむ。

「ふ、ふわ?」

その感触によってか、今まで朦朧としていたタマモも気がついたようだ。

「およそ……ドラム缶1本くらいでしょうね♪」
「わ~そんな程度でいいんですか~~♪」

そして、掛け声と共に、タマモは手漕ぎポンプよろしく、二人の鬼によって上下に激しく震動させられた。

「「タマモポンプっ!タマモポンプっ!!タマモポンプううぅぅぅーーーっ!!!!」」

ギッタン!ギッタン!ギッタン!!

「「んぎゃあぁぁぁーーーーーっ!!!!」」




……………………
………………
…………
……




カァー、カァー。


遠くでカラスが鳴いている。
人里はなれた山間部は静かに夕暮れを迎えようとしていた。

野ウサギであろうか?
夜の前に少しでも餌を獲ようと、森の中をうろうろとしていたウサギであったが、前方から発せられる強烈な臭気を嗅ぎ取り、一目散に回れ右して巣穴に戻っていった。


そこには、池があった。
「白き池」である。

池はなんというか、非常に『イカ臭い』臭いをあたりに撒き散らしており、近づくものもなかったが、ただ一人、その畔に座り込んでいる少女がいた。

「うっうぅぅぅ……えーーーん」

少女は泣くばかり。九つに分かれた金髪を揺らし、彼女はいつまでも泣いた。


夜を運ぶ風が吹く。
その風に乗って、渇ききり、干物のようになった『バンダナを巻いた人型のもの』がカサカサと流れていった。










おしまい






後書きのようなもの

え~と、はじめまして、またはお久しぶりのキツネそばです。

なんというか、またしてもアレな電波を受信してしまったので、書いてしまいました。
18禁だけど…………まったくエロくないですね…………。
あぁ生卵をなげないでください(泣)

タマモ大好きですよ……いあホント^^;
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